- 2019.12.06
- コラム
IQ重視からICEバランス重視に変えよう
IQという言葉はみなさん馴染みのある言葉かと思います。これまで知能指数を表すIQは人間の能力を数値化し判断するのに有効な手段のひとつとされてきました。ですが、時代を追うごとに、社会で成功するためには、IQにプラスしてCQやEQの能力も必要だと認識されはじめてきました。そこで今回は、近年注目を集めているICEバランスの大切さについてご紹介していきます。
IQからICEへ切り替えよう
IQとは、知能の発達度合を数値化したもので、一般的にIQが高い人は、情報処理能力が高く、回答を得るまでのスピードが速いとされています。以前はこのIQが個人の能力を図る上でひとつの基準とされてきましたが、現代社会においてはIQ以外の能力も重要視されはじめています。それが、CQ(好奇心=Curiosityまたは創造性=Creativity指数)と、EQ(感情=Emotion指数)です。この3つの指数を合わせてICEと表現し、3つのバランスが良い状態であることが社会で活躍するうえで大切な要素になってきています。
CQを高めよう
CQとは、想像力(好奇心)指数と呼ばれ、「ひとつの事象に対してどれだけ多くの連想を膨らませることができるか」といった能力になります。0から新しいものを発想するアイデア力があり、現代のビジネス社会で重宝する能力です。CQを高めるためには、既成概念にとらわれない心を持つことが何よりも重要です。新しいものに挑戦したり、物事を違う視点で考えてみることで、CQの能力を高めていくことができます。また、子どもと触れ合うこともCQを伸ばすにはとてもいい方法です。子どもは柔軟な思考を持っていて、好奇心が大人より旺盛です。そんな子どもたちと過ごす中で、想像力や好奇心が刺激され、CQの能力が活性化していくでしょう。
EQを高めよう
EQとは、感情指数と呼ばれ、思いやりや感情を加味した知能のことです。感情を自分の中でうまくコントロールできる能力とも言えるでしょう。自分の感情を知り、コントロールできる人は、他者の感情を理解することにも長けています。コミュニケーション能力が高く、より良い人間関係を構築するのに、とても重要な能力です。そんなEQを高めるためには、感情を理解するように心がける習慣を持つことが大切です。自分の感情に対して、「自分は今どんな感情なのか」「どうしてそう感じているのか」など、正確に理解していくことで、感情コントロールの技術を磨いていきます。同時に他者の感情に関しても、「相手はどう感じているのか」「その発言の意図はなにか」など、相手の感情を客観的に分析することで、EQの能力が向上していきます。現代社会において人間関係はとても大切なビジネススキルです。このEQを伸ばしていくことで、社会で成功する人材へ成長していけるはずです。
まとめ
今回は、近年社会で重要視されるようになってきたICEバランスについてご紹介してきました。どの能力も大切なものなので、自分の得意な能力を伸ばしていくのか、バランスよく能力を伸ばしていくのか、自分に合ったやり方で能力を高めていきましょう。