- 2020.02.07
- オフィスノウハウ
プレゼンで上手なスピーチをするコツ
ビジネスには必要不可欠なプレゼンでのスピーチ。相手を納得させたり、興味を持ってもらうためには、様々なプレゼンテクニックが必要になります。ですが、プレゼンテクニックを駆使する前に大切なのは、緊張せずに聞き手に分かりやすい口調で話をすること。当たり前のように聞こえますが、この前提をクリアすることがとても重要なのです。そこで今回は、プレゼンできちんと話を展開するための基本的な方法についてご紹介していきます。
聞き手全員に話すように
プレゼンをする際にまず意識を向けないといけないのは、聞き手の存在です。プレゼンの良し悪しは聞き手の評価によって決まります。より多くの聞き手が関心を示し、自分事に感じてもらうようなプレゼンを行うことができれば、そのプレゼンは成功と言えるでしょう。「私はあなた個人に話をしている」そんな意識をもってもらえるようなプレゼンをしたいものです。そのために重要になるのは、視線の動かし方です。視線を意識するだけで、話し方の印象は大きく変わります。視線の動かし方として有名なのは「ジグザグ法」です。まずは後方左から視線を送り後方右へ。次は中段左から中段右へ。最後に前方左から前方右へと、後方から前方に向かってジグザグに視線を動かしていきます。自然な視線の動かし方をマスターして、聞き手全員に話しかけるようなスピーチを心掛けていきましょう。
メモはキーワードのみ
よくメモをびっしり書いている人がいますが、それは視線を下げてしまうことに繋がるので良い話し方とは言えません。また、用意したメモに沿って話すと、形式的な印象を与えてしまい、プレゼンの魅力を落としていまいます。メモはあくまで最低限にとどめ、話の流れを確認する時にみたり、大切なキーワードや数字を確認するためだけに用いるようにしましょう。プレゼンはその場の雰囲気や状況で変化させるものです。メモに頼らず、聞き手の雰囲気を読み取った柔軟な話し方を身につけていくようにしましょう。
自分の言葉で語る
決められた文句や形式ばった話し方では、相手の興味を引き付けることはできません。できるだけ自分の言葉を使って、オリジナリティがでるようなプレゼンを目指していきましょう。そのためには、経験に基づいたエピソードなどを入れるのがおすすめです。経験に基づいた話は、自分の言葉になりやすく、具体性があり、相手に興味を抱かせやすくなります。あまり長くなりすぎないように注意しながら、自分ならではのエピソードをプレゼンに盛り込んでいきましょう。また、相手を巻き込むような「問いかけ」なども効果的です。一方向になりがちなプレゼンの場では、相手に問いかけを行うことで参加意識が向上します。このように出来る限り「自分らしさ」を演出して、魅力的にみえるプレゼンを実践していきましょう。
まとめ
今回は、プレゼンで上手なスピーチをするコツについてご紹介してきました。聞き手全員に話しかけるように見せる目線の動かし方。メモを最小限にとどめ、柔軟なプレゼンを展開すること。エピソードや問いかけを用いてオリジナリティを出す方法。これらを上手くプレゼンに取り入れれば、聞き手に興味をもってもらえるような上手なスピーチができるようになるはずです。ぜひ実践を繰り返して、スピーチを上達させていきましょう。