- 2019.12.13
- コラム
体調不良の原因かも。デスクワーク症候群の解消法
パソコン作業などのデスクワークで、身体が疲れていませんか?「体調不良が続く」「眠れない」「首や肩が痛くてしょうがない」そんな症状が出たら「デスクワーク症候群」かもしれません。きっと大丈夫だと、放っておくと命の危険性もある「デスクワーク症候群」についてその危険性と解消法をご紹介していきます。
デスクワーク症候群とは
デスクワーク症候群とは、長時間デスクワークをすることで生じる様々な疾患のこと。首・肩・腰・眼への健康被害や、うつ病などの精神的な症状を引き起こす危険性があります。他にも似た症状の言葉として、「VDT症候群」や「マウス症候群」というものもあります。「VDT症候群」は、パソコンをはじめとするディスプレイ(VDT=ビジュアル・ディスプレイ・ターミナル)を使用した作業を長時間続けることで、眼精疲労を引き起こす症状で、ドライアイの原因にもなります。「マウス症候群」は、マウス腱鞘炎とも呼ばれるとおり、手や手首、肩やひじに痛みが発生したり、肩こりや倦怠感を引き起こす症状です。どれもデスクワーク中に引き起こる症状なので、注意が必要です。
デスクワーク症候群の危険性
デスクワーク症候群を放っておくと命の危険性もあります。うつむくことで頸椎関節が狭まり、神経が圧迫されます。圧迫された神経は、頭痛やめまいを引き起こし、不眠症や体調不良、うつ病の原因となります。また、座った姿勢というのは、血液を足元へ溜めてしまいます。そのことにより、睡眠中に無呼吸症候群になったり、エコノミークラス症候群になったり、脳梗塞、心臓発作を引き起こすこともあります。他にも、パソコンなどのディスプレイから発生しているブルーライトによって、眼が疲れやすくなったり、精神的な負担が増えることも。デスクワークを長時間することは、身体と心に大きな負担を強いることだと認識することが大切です。
デスクワーク症候群の解消法
デスクワーク症候群の解消法として一番いいのは、なんといっても長時間デスクワークをしないようにすることです。ですが、仕事で使用する際は、そうも言っていられない場合もあるでしょう。そこで簡単にできる予防法をいくつかご紹介します。1つ目はデスクトップ型のパソコンに切り替えること。ノートパソコンはディスプレイの位置が低く、首への負担がより一層増すので危険です。できるだけ首に負担をかけないような姿勢を保てるようにデスクトップ型にするのがおすすめです。2つ目は、軽い運動を作業の合間に取り入れること。1時間に1回は立ち上がり、ストレッチで体をほぐしたり、マッサージで眼を休めることが肝心です。たった5分だけでも大きな効果が期待できるので、ぜひ実践してみてください。
まとめ
今回は体調不良の原因となりやすいデスクワーク症候群の危険性と解消法についてご紹介してきました。デスクワーク症候群で悩んでいる方は非常に多くなっていると思います。日ごろから気を付けることで、リスクを低減することができるので、ぜひ習慣化して、身体と心のケアを実践するようにしましょう。