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職場環境の改善に活かせるブロークンウインドウ理論

ブロークンウインドウ理論をご存知ですか。日本では「割れ窓理論」という環境犯罪学上の理論として知っている方も多いかと思います。地域や学校での犯罪減少や非行防止などで活用されている理論ですが、実はビジネスの場面でも多くのグローバル企業が職場環境の改善のために活用している理論でもあるのです。そこで今回は「ブロークンウインドウ理論」のビジネス活用についてご紹介していきます。

ブロークンウィンドウ理論とは

「ブロークンウィンドウ理論」は、アメリカ出身の犯罪学者ジェームズ・ウィルソン氏とジョージ・ケリング氏が発案した理論で、「建物の窓が割れている状況は、犯罪に配慮していない場所という意識を増長させ、犯罪発生率を増加させる」というものです。この理論に基づき、ニューヨークの地下鉄公団が、大規模な地下鉄の落書き清掃を行った結果、地下鉄内での犯罪が大幅に減少したという例もあります。周りの環境が、人の思考や行動に大きな影響を与えることを示した実例といえるでしょう。

ビジネスでの活用法

そんなブロークンウィンドウ理論は、たくさんの有名企業で活用されています。例えば、ディズニーでは、パーク内の小さな傷を見逃さず、徹底した修繕・清掃を行っています。これにより従業員はもちろんのこと、パークに訪れるお客様のマナー向上に成功しています。また、アップルを創業したあのスティーブ・ジョブズも「ブロークンウィンドウ理論」を活用してアップルの立て直しに成功しています。業績不振に陥っていたアップルに復帰したスティーブ・ジョブズがまず行ったのは、「労働環境」の変革です。遅刻厳禁などの勤怠管理、ペット禁止やオフィス内の整理など、働く環境をキレイに変えることで意識改革を促し、アップルの業績回復を実現していったのです。

ブロークンウインドウの実践法

先述の実例のように、「窓が割れた」状態のようなオフィス環境は、業績低下・不正の温床になってしまう可能性が高くなります。あなたの職場でも「挨拶をしっかりする」「時間を守る」「嘘をつかない」「机の上は綺麗に整理整頓する」など、基本的な組織としてのルールが曖昧になっていませんか。一人の社員の「まぁいいだろう」という甘さは、他の社員にも伝わり、会社全体にまで及んでいきます。大切なのは、基本的な職場環境を良好に保つ取組みやルールを明確に定めることです。内容は、「デスク周りやオフィス内を掃除する時間を決める」「挨拶や礼儀作法を常に意識づける」「報告・連絡・相談を徹底する」など基礎的なことから実践していきましょう。それが継続され、習慣化するようになれば、それは社風となり、会社の業績にもいい影響を与えてくれるはずです。

まとめ

今回は社内環境を良好に保つ「ブロークンウインドウ理論」についてご紹介してきました。職場環境を維持するという面において、明確なルールを定めていない企業も多いかと思います。社員を信用して自由な行動を許容することも大切ですが、基本的なことに関して共通の認識や規範を設けることも、組織を運営するに当たっては大切なことです。ぜひブロークンウインドウ理論を上手く活用して、社員同士の相乗効果を生むようないい職場環境をつくっていってほしいと思います。

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2019.07.10
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